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客室 みずのあくび : Room MIZUNOAKUBI TAKA建築設計室 商業空間 ホテル
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客室 みずのあくび : Room MIZUNOAKUBI TAKA建築設計室 商業空間 ホテル

福島県須賀川市郊外5万坪敷地の中に鉄骨造2階の本館、木造平屋建ての離れ合せて3900㎡の規模を持つ<おとぎの宿米屋>の改修は、まず離れにある当時利用していないスペ-ス1部屋分を、個人客を対象とする別荘感覚で使える露天風呂付き客室としての計画が2003年に始まった。

客室<さとの間>は古材を利用した落ち着きのある空間に薪ストーブ、広いデッキには木製の露天をもち予約の取りにくい1室となった。 その後6.5mのカウンターを持つ食事会場 <穂>、本館2階南側<結の米>、本館2階南側客室6部屋、個室型食事会場<もりのことば>、本館2階北側客室6部屋、この改修によってすべての部屋に源泉掛け流しの客室風呂がついた。2011年の震災中には離れの客室10部屋、大浴場、露天風呂、ミストサウナ、エステルーム、コンサートもできるカフェ<音戯の森>の大改修が行われていた。幸いにも既存建物、改修建物にも被害は少なかったが物資不足、人手不足によるに1か月余りの工事空白期間の後無事竣工することができた。

食事会場、客室等の内装には漆喰や珪藻土、ひのき、杉、竹、和紙といった自然素材を用い、また旧家を解体した時に出た古材、煤竹を使うことにより新しいのに懐かしさ、安らぎのある空間づくりをしている。カフェの内部には敷地内の下水工事で伐採することになった雑木を利用し<音戯の森>にふさわしい楽しく奥行きのある空間ができ各種コンサートにも活用している。

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