快適で豊かな暮らしができる家づくりの5つのアイデア

Takashi Sasaki Takashi Sasaki
ほんとのいえ, スズケン一級建築士事務所/Suzuken Architectural Design Office スズケン一級建築士事務所/Suzuken Architectural Design Office モダンデザインの 書斎
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家づくりをしていく上で、住まいの快適性や機能性をどのように高くしていくかということは欠かせませんが、実際にどのような方法があるのか知らなかったり、どの方法を取り入れればよいのか悩まれる方もいらっしゃるでしょう。そこで今回は、スズケン一級建築士事務所の手掛けた住まいを参考にしながら、快適で豊かな暮らしができる家づくりのアイデアを紹介していきたいと思います。様々なアイデアを見ていきながら、あなたの住まいに一番合ったものを取り入れてみて下さい!  

造作家具

まず最初に紹介したいのが、造作家具です。既製品の家具を購入して、室内を設えていく方も多いと思いますが、家づくりの段階から建築家とともに話し合いながら、造作家具で室内をデザインしていくことで、建物から家具までまとまりのあるインテリアをつくり上げていくことができます。例えば、こちらの住まいでは、一万五千冊にもなる本が収められるように、本棚を家中に設けながら、大量の本が収められたその棚が圧迫感を生み出さないために、所々に隙間がつくられています。造作によって、こうした暮らしに合った自由なインテリアが可能になるのです。

写真:畑亮  

吊り構造

建物の構造によっては、単純な柱梁構造にはない空間の住まいにすることもできます。その中の1つのアイデアが、吊り構造です。これは、文字通り建物や屋根などを吊ることによってその重量を支える構造になります。こちらは、築40年の山小屋をリノベーションした住宅ですが、その2階部分のロフトの床が屋根からの吊り構造に変更されています。それによって、1階部分に2階の床を支える太い柱が出てこないだけでなく、屋根からのびる吊り材が細いため、想像以上に開放的な室内空間となっています。  

高窓

多くの方が、窓を大きくとって、明るく開放的な住まいにしたいと思われるでしょう。しかし、建物が密集して建ち並ぶ街中では、隣家との隙間がなく、採光が十分にできなかったり、隣家や道路からの視線が入るため、窓を大きくすると、プライバシー性が保てない場合も少なくありません。そんな時におすすめなのが、高窓です。通常の窓の位置より高い場所に設けることにより、外からの視線が気になることもありませんし、重力換気による効率的な換気も期待することができます。こちらの住まいのように、高窓から入ってくる光を白い壁に反射するようにすることで、より明るい室内にしてみてはいかがでしょうか。

写真:上田宏


   

トップライト

住まいを明るくしながら、プライバシーを保つ方法は他にもあります。その1つが、トップライトです。これは、屋根に設けられた開口のことで、朝昼夕の時間に限らず採光ができるだけでなく、南側や北側といった部屋の場所にも関係なく採光することができます。こちらの住まいでは、増築部分と既存部分の間にトップライトが設けられていますが、タイル仕上げの壁や、湾曲する天井によって、そこから差し込んでくる光がまた違って見えるような特別感が演出されています。

写真:Eugene Makino / united LIGHTs  

ウッドデッキ

住まいを快適で豊かなものにしていくには、室内だけでなく、屋外空間にも工夫を加えていくことが大切になります。その中の1つのアイデアが、ウッドデッキです。テラスやベランダなどにウッドデッキを敷くだけで、気軽に外に出ていけるような場所にすることができるのです。また、木材の温かみのある空間にもなるので、こちらのように屋外で映画を楽しめるようなくつろぎの場所にもしてくれます。

写真:上田宏  

◆スズケン一級建築士事務所が手がけた建物はこちらでも紹介しています◆

スズケン一級建築士事務所

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