ミックススタイルのススメ

林 直樹 林 直樹
Magazine editorial - House in Sai Kung by Millimeter, Millimeter Interior Design Limited Millimeter Interior Design Limited モダンデザインの リビング
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確立されたスタイルを組み合わせて新しいインテリアデザインをつくりだすミックススタイルは様々な組み合わせがありますが、最近はそのミックススタイルにさらにトレンドなアイテムなどを足すことで、より一層今っぽいインテリアの雰囲気を演出することができます。2016年はクールでダスティな雰囲気やオーガニックテイストをより洗練された雰囲気などがキーワードと言われています。そこで本記事では、今注目のミックススタイルを6つご紹介したいと思います。

ビンテージモダン

少し使い込まれた木の風合いの存在感を生かすビンテージモダンは、若い人を中心に注目されているスタイルです。ビンテージデザインの家具や工業廃材などを組み合わせながらもモダンでスタイリッシュなインテリアはロンドンやニューヨークなどで流行しているスタイルの流れを汲むもの。家具は落ち着いた色のものをチョイスし、壁や天井はラフな素材かコンクリートのママにすることで、今の時代にあったミックススタイルが完成します。アクセントにグリーンなどを置けば雰囲気がぐっと高まることでしょう。写真は蘆田暢人建築設計事務所 ASHIDA ARCHITECT & ASSOCIATESの元浅草の住居。

写真 繁田諭(Satoshi Shigeta)

モダンインダストリアル

比較的難易度の高いインテリアデコレーションであるモダンインダストリアル。確かにグレースケールをベースに、濃淡差で空間を構成するので、色使いの繊細さが求められます。近年のトレンドとしては、その空間の中にアクセントとして、インパクトのあるものを置くことだと言われています。彩度の高いものであったり、メタリックな質感のものであったりを置くことで、グレースケールの空間が単調にならず、今っぽい雰囲気gがかもし出せます。アイディアとしてはシンプルなので、ぜひトライしたいコーディネートです。

シャビーナチュラル

今のトレンドを表すキーワードである「シャビー」。元々の意味は「みすぼらしい」や「古ぼけた」などネガテイブな意味が並びますが、インテリアコーディネートのなかでは使い込まれた良い物、古いけど洗練されているといった意味を持ちます。重厚な印象のあるクラシックでもなく、あえて古めかしいものを繊細に作り上げる、時間の経過を感じさせるインテリアは、ここ数年の大きなトレンドの主流になると考えられています。落ち着いた色味で構成するほうがオススメです。

レトロビンテージ

レトロビンテージと聞くと、同じ方向性ではないかと思いますが、インテリアでのレトロビンテージは洗練されたビンテージ感とすこし懐かしみのあるレトロ感で構成されるオリジナルの世界観です。これも単に豪奢なクラシックではなく、あくまでも職人の手作業を感じさせる家具を用いつつ余裕のあるインテリアで見せるのがポイント。特にテキスタイルやファブリックに注目すると、クッションやラグなどで雰囲気を演出できるので、ぜひトライしてみて下さい。他にもこちらが参考になります。

ラスティックなキンフォークスタイル

homify ラスティックデザインの キッチン セラミック

オーガニックというトレンドワードが出てきて長く経ちますが、ラスティクなキンフォークスタイルはその流れを進化させているのではないかと考えられます。よりナチュラルな色味、有機的な色味をメインに据え、ぬくもりのある木の素材感を合わせるスタイルは、オーガニック系を目指す人の新しい指標になるのではないでしょうか。日本のインテリアにもマッチするので、取り入れる敷居はそれほど高くないと思います。

北欧モダン

いわずと知れた北欧モダンですが、これにも新たな流れを取り入れてはいかがでしょうか。決まり切った北欧スタイルからより自分らしいアイテムを置くことで、新しいミックススタイルを目指してみてはいかがでしょうか。北欧モダンのインテリアは、自由度が高いインテリアコーディネーションですので、あまりルールに縛られずに、肩の力を抜いたリラックスな雰囲気を演出してみては。他のインテリアトレンドはこちらから。

いかがでしたでしょうか。皆さんの感想お聞かせください。コメントお待ちしております。

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