屋根の素材はどうやって選べばいい?

Kawase Minori Kawase Minori
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普段は意識することが少ない家の屋根。実は家の印象を左右する重要な役目を果たしています。さらに雨風に常にさらされる屋根は耐久性を考えて、どんな素材を選ぶかがとても重要。普通はデザインそのものに目が行きがちですが、素材からデザインが決まっていくこともあり、屋根の素材にどんなものがあるのかを知っておくこと今後の「家づくり」の役に立つかもしれません。今回はそんな家づくりに役立つ「屋根」に注目したテーマを。

​눈먼고래 , Z_Lab Z_Lab ラスティックな 家

石を屋根に使うメリットは見た目のインパクト。自然の物を使うことで家自体をナチュラルな印象にすることができます。さらに自然の石はメンテナンスも手間がかかりません。石は熱を保つことがあり、夏に屋根自体が熱くならないの?という不安もあると思います。しかし、今では施工の工夫により逆に涼しく保つこともでき、可能性がある素材です。

写真 Kim Jae Kyeong

日本で昔から屋根の素材として使われている瓦。その伝統的な素材なだけあり、日本の環境に対しての耐性はまさに最適。モダンなデザインや現代風のデザインを求めている人からすると、もしかすると古いというイメージを持っていてしまったりしていませんか?しかし、実は屋根の形状に合わせて組み合わせを自由にできたりと自由度が高く現代の住宅にも十分に通用する素材です。

メタル

メタルの素材を屋根に選ぶメリットといえばやはり、「錆びにくい」ということが上がると思います。また重量も軽く、持ち運びも容易なことから様々なデザインに応えることができ、可能性の幅がある素材です。またインダストリアルな見た目はとても今風。この写真の家は大阪を拠点に活躍するMZ-Houseが手がけられた家です。現代的なデザインでありながら、自然素材を使い、また自然エネルギーを使用することで光熱費ゼロも実現。現在に必要なものが全てつまったような家となっています。

屋上緑化

環境への配慮の意識がますます重要視される今、この屋上緑化はますます注目度が高まっています。特に都市部ではヒートアイランド現象などを抑える効果があり、さらに景観へ与える影響も大きく興味がある人は多いのではないでしょうか。この写真はイギリスのファームショップ、日本では直売所のようなところの施設です。建物の屋根であることを忘れてしまうような屋根です。

ソーラーパネル

家の中で広い面積を占める屋根、そんな面積を無駄にはしたくない。という人はソーラーパネルを屋根に取り付けてみてはいかがでしょうか。従来の置き型から屋根自体に組み込まれているもの、今では屋根自体をソーラーパネルとして使うことができるという素材もあります。エコが求められる時代で、屋根から環境への貢献ができるかも?

どの素材が一番安いか

どの素材が安いか、予算についてやはり気になると思います。しかし安いものは耐久性が弱いため、早い周期で新しく替えなければいけなかったりと長期的に見ると安くない場合も出てきます。一概には言えませんが、自分の希望と予算と耐久性を照らし合わせ、決めるのが最適かと思います。

どの素材が一番実用的か

どのような地域に住んでいて、どのような天候の特徴があるかによって変化すると思います。雨が多い地方に住んでいる人は錆びにくい素材が適しているでしょうし、逆に晴れの日が多い場所に住んでいる人は熱が屋根にこもりすぎないよう涼しく保ってくれる素材が適していると思います。また天井をどのような形にしたいか。という希望により、構造の関係で素材も変わってくるかもしれません。まず周りの環境の特徴と自分がどんなものを希望するかを検討してみると思います。

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