家を設計する。建築家に依頼して、理想の住居をつくる。それは人生でも大きなできことのひとつなはずです。しかし自分の理想を形にすることは決して容易ではありません。この記事では家を設計するにあたって考えるべきこと、特に見落としがちなことについて紹介します。
家を建てる。例えば、広い土地があって、そこに自由に建てることはとても素晴らしいことです。しかしそれだけが建築を設計するということでしょうか。例えばマンションの一室をリノベーションすることも、建売の一戸建ての内装を大きく変更することも同じです。まずはどのような物件にするか、そこから考えてみてはいかがでしょうか。必ずしも一戸建てだけが設計ではありません。
どのような場合であれ、家の周辺環境はとても重要です。現実的な条件でもある「公共交通機関からの距離」や「小学校などの公共施設の有無」など様々なことを考慮しなくてはなりません。そして、家はプライバシーを守る空間ですが、同時に外と繋がる空間でもなければいけません。簡単な例ですが、敷地の一方から美しい風景が観れるのであれば積極的に窓を開けるように外を上手に取り込むことは設計においてとっても重要です。
Photos by Sadam Saito
家をつくるとき、部屋のデコレーションのアイディアはたくさん湧き出てくると思います。しかしそれは果たして機能的なものでしょうか。大きなリビングが欲しいからといって、例えば水回りを小さくまとめてしまうと、それは窮屈な空間をになってしまうかもしれません。空間の機能性は、家全体のレイアウトと部屋の相互関係によって生み出されます。こちらの機能的に住まう、という記事も参照してみください。
家をつくるときに忘れてはいけないのは構造。日本は言わずと知れた地震大国で、建築基準法も耐震基準など厳しいルールがたくさんあります。構造は家のレイアウトと合わないことはしばしばあると思いますが、そこをうまく調整して家の設計を進めましょう。外構も同じく建築基準法で設定されている建ぺい率が地域ごとによって決まっています。写真は株式会社廣田悟建築設計事務所のhouse in karuizawa。
家を設計するときに、素材まで考えられますでしょうか。壁の素材と家具の素材、色味、テクスチャが合わさって全体のリンテリアデコレーションが完成します。素材についてイメージを持つことで、家全体の統一感を演出することができます。
photo Kenta Hasegawa
家を設計するときに、スタイルについて意識しましょう。好きなものをなんでも取り込んでしまうと、それは統一感のない家になってしまいます。例えば和モダン、北欧スタイルなど、スタイルを決めることで、家具が部屋に合う、合わないを判断することができます。
【家を建てる際に考えたいことは、こちらの記事でも紹介しています】
※ランニングコストも考えた住まいづくり。知っておきたい5つのポイント
※ ハウスメーカーに家づくりを依頼するメリット・デメリットまとめ集
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