あなたの理想を実現する家のタイプは?

Manami Sakaguchi Manami Sakaguchi
sora, 一級建築士事務所 感共ラボの森 一級建築士事務所 感共ラボの森 モダンな 家
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住宅の暮らしのスタイルは様々あります。そのスタイルを担う大きな要因は住宅の形にあります。家を建てる時、自分の理想とするライフスタイルに合った住宅のタイプはどのようなものか、この記事でいくつか紹介するタイプを参考にしてみて下さい。

一軒家(一世帯)

こちらは北海道の 永井大建築設計事務所 が手掛けた二階建ての住宅です。一軒家のメリットは言わずもがな、その独立性にあります。個別の庭をもつことも可能です。日中であれば音等を気にせずに趣味に興じる事も出来るでしょう。法律的な制限はあるものの立地、高さ、形、間取りなど賃貸では実現し得ない、思い通りの暮らしのための「自由」が一戸建てにはあります。これが「夢のマイホーム」と呼ばれる所以でしょう。加えて最近は内部のDIY等に規制のない一戸建ての賃貸などもありますので一戸建ては無理だろうと諦めずゆとりある生活のための候補としてみてはいかがでしょうか?

バンガロー

こちらは長野県の建築家 ㈱誠設計事務所が手掛けました。簡素な山小屋のイメージの強い「バンガロー(bungalow)」は本来の意味では日本で言う所の、木造平屋建て(一部二階建て)でベランダをもつものを言います、元々避暑地に建てられた19世紀末頃にカリフォルニアで生まれた、植民地住居が起源です。それまで主流だった客用の応接間をなくしてリビングルームを充実させたミニマムな間取り作りは当時革新的でした。住む人に重きを置いたこのスタイルは、住宅にあまり広い土地を取れない日本において有効な住宅タイプの1つです。

テラスハウス(長屋造り)

木目とサイディングのリズムが心地よい外観になっているこちらの住宅は神奈川建築コンクール優秀賞を受賞した4軒の賃貸長屋。神奈川県の建築家【快適健康環境+DESIGN】森建築設計 が手掛けました。テラスハウスのメリットは隣の家と密接な敷地の使い方により効率的な建て方が出来る事です。多くは上下階を持ち、階段やエレベーターを使う事なく外と中のアプローチを持っているため、一戸建てのような使い方が出来るでしょう。ただしその構造上、隣との隔たりは壁一枚であるため音や振動の問題、個別でのリフォーム等が難しい場合が多い。ということは前もって知っておくべきでしょう。集合住宅のような気軽さで一軒家での暮らしを得る事が出来ます。

ドッペルハウス(連棟住宅)

ドイツの建築家 RAUMUMRAUM ARCHITEKTEN の手掛けたドッペルハウス。ヨーロッパでしばしば見受けられるこのような住宅は同じ計画、寸法で建てられた二つの住宅が連なって建てられたタイプです。メリットは長屋造りと同じく敷地面積を効率的に使い、独立した生活を2つ設けられることです。二世帯住宅や仲のいい家族同士での住宅計画などに良いかもしれません。この住宅のように意匠が統一された二棟は独立した生活をもちながら通りに対しては一塊のまとまりをもった住宅である事を認識させてくれます。

二世帯住宅

こちらは神奈川の建築家 八木建築研究所 YAGI ARCHITECTURAL DESIGN が手掛けました。二世帯住宅のメリットは単純に経済的なメリットがあります。例えば親世帯に土地や、古い持ち家があり、そこに新たに二世帯住宅を建てるとなった場合には子世帯にとっては土地代の負担が無くなります。親世帯にとってもバリアフリーに向けたリフォームを子世帯と共同でする事になるわけです。このように二世帯住宅には大きく作られた家が比較的多くみられるようです。緊急時に家事を任せる事の出来る身内との同居も安心感があるでしょう。気をつけるべきは互いのストレスのない暮らしのために世帯のプライバシーを尊重した間取りの構成が必要でしょう。

別荘

仕事など、生活の中心におく住宅地は市街地が機能的なのは当然です。土地の価格的にもちろん大きくゆとりのある住宅を建てる事は難しいかもしれません。しかし無理に市街地に家を持たなくとも、別荘をもつという方法を視野に入れてみてはいかがでしょうか?別荘を週末に過ごすための家とするのも良いでしょう。市街地の住居をセカンドハウスと位置づけしてあくまでメインを郊外の住宅とするのも良いかもしれません。別荘がもたらす癒しは小旅行の計画を練り、たくさんの荷物を持ち歩くような癒しとは違います。BACKRAUM ARCHITEKTUR の手掛けたこの別荘のように喧噪を離れた癒しの空間を思い立った時に体1つで持てる事は日々へのモチベーションの維持やストレスフリーな生活のために大いに役立つ事でしょう。

様々な家のタイプの紹介はいかがでしたか?よろしければ感想お願いします。

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