暖かな気持ち良い住まい!「ペチカの家」

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ペチカの家, 源池設計室 源池設計室
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長野県松本市にある美しい景色に囲まれた土地に一軒の住宅が建てられました。木造2階建ての住宅に使われているのは多くの木材。そして建物全体を覆うのは杉板。それは隙間無く外壁を覆い、自然の多い環境と美しい調和を見せています。このような住宅を建てたのは建築事務所「源池設計室」。多くの木造住宅を手掛ける建築事務所は、暖かく心地良い空間を持った家を実現させています。

木をふんだんに使った家

本住宅は外観から見て分かるように多くの木が使用されています。特に美しいのは淡い木の色を見せるヒノキの床。他にも柱や梁など建物の至る所で木材が使われています。そのため建物に足を踏み入れると気付かされるのは、木が持つ色合い、香り、そして雰囲気。ここでは木が生み出す空間の素晴らしさに驚かされることでしょう。

暖かな本棚のある部屋

このような家で大きな特徴となっているのは壁に取り付けられた本棚。それは壁と一体となっており、天井の高さまで本を収納できるようになっています。普通であれば天井まで届く本棚は圧倒的な存在となり、時として落ち着かない空間を生み出してしまうかもしれません。ですが、ここでそうなることはありません。本棚も木で作られており、木の床と一体感を生み出します。そして木の素材感をより強調させるのです。そのため木が生み出す暖かな空間の中で、落ち着いて読書を楽しむことができるに違いありません。

部屋を暖かくするペチカ

木によって自然の暖かさを感じることができる家ですが、暖かさを感じさせるのは使われている木材だけではありません。本住宅が「ペチカの家」と名付けられているとおり、建物にはペチカが設置されています。それはロシアで使われる暖炉兼オーブンとして使われるもの。ここでは建物中心に取り付けられており、冷え込みが厳しい長野の冬であっても建物全体を暖めてくれます。自然の素材を用いる暖房は、人工的ではない自然な暖かさを感じさせてくれるでしょう。

住人と家との密接な繋がり

このように自然が持つ暖かさを感じさせてくれる木の家には、地元長野県の木材が使用されています。建物の設計を依頼したクライアントは、家の素材となる木を自ら切り出しています。それは住む人と家との距離感をさらに縮めてくれるでしょう。なぜなら使用されている家の素材と住人との間には、他では見られないような繋がりがあるからです。それは、家と住人との間に密接で暖かな関係を作り出すことでしょう。

多くの暖かさを生み出す家

木の持つ自然の暖かみ、そしてペチカが生み出す暖かな空間。そして家と住人との暖かな関係。「ペチカの家」には暖かさを感じさせるものが多く生み出されています。その暖かさが提供するのは、居心地の良い空間。それは、ここでの生活を素晴らしいものにしてくれるに違いありません。

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