ワンルームの広々とした空間は、自由にレイアウトができたり、ライフスタイルに合わせて使えたりするので多くの人が好感を持っているのではないでしょうか?今回は「一つの大きなリビングにベッドルームを作ることができるか」をテーマに6つの例をご紹介します。リビングにベッドの上手なレイアウト方法を参考に、是非メリハリのある空間をつくりましょう!
こちらのワンルームの住まい、思わず「カッコいい!」と言ってしまいそうです。オープンリビングにベッドの配置は、あえて曖昧さを残した絶妙なバランスが素敵です。ベッドパーテーションを使わず、寝室床を一段上げることによって緩やかな空間のゾーニングを行っています。ライティングも居間と寝室の照明種類を変えることで効果的なゾーニングになります。寝室は天井照明をつけずスポットライト、居間は個性的なデザイン照明でスタイリッシュな空間を作っています。こちらの住まいを手掛けたのはHOUSE TRAD CO.,LTD。東京を拠点に家具、住宅、リフォーム、その他のデザインをトータルで提案、製作している会社です。
「住まいの写真」ページでは様々な種類のリビングを紹介しています。◀
※ リビングの写真ページ
家具の要素を持たせたベッドパーテーションで居間と寝室を間仕切りしたこちらのイタリアの住宅。このベッドパーテーショはヘッドボードとしても機能しますが、クッション性を持たせ快適に使えるように作られています。そして反対側のリビング側はテレビボードとして使える便利なデザインに。さらに壁面のほとんどは収納になっていますが、ホワイトカラーで存在感を極力抑えることでスタイリッシュな空間に圧迫感をつくりません。
◆homifyには多くの建築家や住まいの専門家が登録しています。専門家のリストから希望の専門家を見つけましょう!◆
スペインからはロフト付きのワンルームマンションをご紹介します。こちらのロフト部分には、はしごではなく階段で上ります。階段は腰掛けとしても機能し、上部ロフト正面と左側には収納棚が造作されており、さらに階段下もすべて収納になっています。一つの狭いリビングにベッドルームを作りたい場合、ロフトは便利な解決策です。こんなロフトベッドであれば空間をしっかり分けることが出来るので生活にメリハリができ、見た目にもすっきり。急に友達が訪ねてきても安心ですね。
【住まいについては、こちらの記事でも紹介しています】
オープンリビングにベッドを配置しながら上手に間仕切りしたい、そんな時は家具でベッドパーテーションルームを作ることもできます。その場合注意したいのは、震災時の家具転倒対策。ベッド近くに配置する特に大きな家具はしっかりと転倒対策をとっておくことが大切です。こちらの住宅を手掛けたのはイロリイデザイン。横浜を拠点に活動しているインテリアデザイナーです。
こちらの住まいは、オープンな空間に仕切り壁を作ることでプライベートゾーンを確保しています。リビングや他の部屋からも見えないので来客時にもストレスがありません。また、床の素材もここだけ変えることでベッドルームとして差別化を図り、落ち着いた空間を作っています。リビングとベッドルームはっきり分けたいけれど、オープンな雰囲気はそのままにしたい・・・という方には、このような壁を使った仕切り方がいいかもしれません。
こちらはベッドルームをクローゼットに仕舞ってしまうという方法です。あまり広くないワンルームを多機能に使えるアイデアです。クローゼットの中にワークスペースもベッドルームも、そして収納もすべて隠してしまえば、そこは広々としたリビングルーム。きっと、訪ねてきた人に「どこで寝てるの?」と聞かれてしまいますね。
【間仕切りやゾーニングについては、こちらの記事でも紹介しています】
※ アコーディオンドアから可動式家具まで!おしゃれでアイデア溢れる部屋の仕切り方まとめ
ベッドは特にスペースを占める大きな家具です。オープンなワンルームタイプの間取りでスッキリしたインテリアにしたい場合、ソファベッドやオットマンタイプのベッドを選んでみましょう。多機能ソファベッドは、下に寝具を収納できるオットマンデザインを選ぶと、昼間はスッキリとソファとして、夜はベッドとして活躍してくれます。
ワンルームに配置するベッドは出来るだけ背の低いモノを選びましょう。大型家具のベッドの圧迫感が軽減されます。特にこちらのような座って過ごすタイプのリビングのインテリアは家具の圧迫感もなくフレキシブルに空間を使うことができます。それに併せてベッドも低いタイプを選べば、座って生活する時の目線をベッドが遮ることなくスッキリとまとまります。