畳からフローリングに張り替える前に知っておきたい6つのこと

Takashi Sasaki Takashi Sasaki
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畳をフローリングに張り替えたいと考えている方も多いのではないでしょうか。その方法としては、当然業者に頼んでやってもらうこともありますが、最近では自らDIYで張り替える住まいも増えてきています。そこで今回は、そうした様々な方法を踏まえながら、畳からフローリングに張り替える前に是非知っておきたいことを紹介していきたいと思います。

畳の大きさの違い

畳からフローリングに張り替える際、特にDIYで行う方は畳には大きさの違いがあることを知っておきましょう。「京間」や「中京間」など、地域によって一枚の畳の大きさが数センチから最大で20センチ以上の違いがあるため、その枚数だけで部屋の寸法を計ると、フローリングの材料が足りないことが出てきてしまいます。部屋の大きさはきちんと正確に測っていきましょう。

床をバリアフリーに

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畳を取り除いてフローリングを敷く場合、畳の厚さが数センチほどあることを考慮して、室内の床に段差が生じないようにもしていきましょう。これを行わないと、家の中に微妙な段差ができてしまい、転倒の危険性も高まってしまいます。床をバリアフリーにすることは安全面のためでもありますが、こちらの横浜リノベーションが手掛けたリノベーションのように、床に段差がないことは室内全体をスムーズにつなぎ、広々とした大きな空間を感じさせてくれます。

フローリングの種類

フローリングと言っても、無垢と複合フローリングでその性質は大きく異なるため、それぞれの特徴をきちんと把握して目的やライフスタイルに合った種類を選んでいくことも重要となります。無垢フローリングは、値段は高くなりますが、調湿機能や経年変化といった木材本来の風合いを楽しむことができます。複合フローリングは、低価格で掃除のしやすさやデザインのバリエーションの多さが魅力となります。

畳の処分について

DIYで畳をフローリング張り替える際は、畳を処分する必要があることも忘れてはいけません。方法としては、地域のクリーンセンターへ持っていったり、不用品回収業者に依頼するなどがありますが、そうした方法にはコストがかかることを知っておきましょう。あるいは、畳を小さく切って燃えるゴミとして処分とすることができる場合もあるので、市町村が定める燃えるゴミのサイズを確認すると同時に、役所に確認の相談をしてみて下さい。

断熱材について

築年数の古い建物になると、断熱性能の低い場合もあり、フローリングの下に断熱材をきちんと敷くことも知っておきたい1つのポイントです。畳は厚みもあり、それだけである程度の断熱効果を期待できますが、フローリングでは断熱材が必要となります。住まいの断熱については、「断熱について知っておきたい6つのポイント」も是非参考にしてみて下さい。

2つの機能性の違い

先に少し述べたように、畳とフローリングには様々な性質の違いがあり、それについても一度きちんと把握しておきましょう。畳には調湿機能や防音性が高いため、フローリングにすると室内で結露が生じたり、それによりカビが生えてくる可能性もありますし、マンションであれば、下の階に足音などが響くようになってしまうかもしれません。その反面、汚れを簡単に取り除くことができたり、重たい家具を置きやすいなどの魅力がありますので、それぞれの特徴をしっかりと理解して、あなたのライフスタイルに合った床材としてみて下さい。

畳とフローリングについては、こちらの記事でも紹介しています】

畳vsフローリング。比較することで見えてくるそれぞれの良さ

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