雨水をうまく貯めて水を節約!自宅で出来る雨水収集方法のまとめ

Takashi Sasaki Takashi Sasaki
石神井の家 Pioggia e Sole, スタジオ・アーキファーム スタジオ・アーキファーム Casas
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日本の降水量は夏と冬で差はありますが、年間を通じてみてみると日本は世界でも雨の多い気候下にあります。その雨を自宅でうまく集めて貯めることで、庭の草花の水やりやトイレの流し水や夏の打ち水など、生活面の様々な場面で雨水を利用することができます。そこで今回は、自宅で出来る雨水収集方法について紹介していきたいと思います。太陽光発電や高い断熱性能など、電気エネルギーを環境にやさしく効率的に使う工夫をするだけではなく、是非雨水も上手に利用してみて下さい。

雨水樽

Holzfass „Barrique“, 3P Technik 3P Technik Proyectos comerciales

ワインやウィスキー用に使われていた樽を使って、自宅で雨水を貯めてみてはいかがでしょうか?お酒を熟成させるために作られたものなので、非常にがっしりと丈夫にできていますし、その形はもちろん、長年使われてきた素材感がそれだけで庭の雰囲気をとてもおしゃれなものにしてくれます。ゲストが自宅に訪れた時も、必ず目に入り興味津々で思わず触れてみたくなるような、庭のデザインのワンポイントにもなるアイテムです。

水瓶

3P Regenspeicher „Helena“ mit mediterranem Flair, 3P Technik 3P Technik Jardines Accesorios y decoración

雨水を陶器で作られた水瓶で貯めておくのも1つの方法です。もちろん陶器なので、水漏れの心配もなく貯水することができますが、それだけではなく、様々な焼き物のスタイルの中から住まいに合ったデザインや色合いのものを選ぶことができます。日本の焼き物のスタイルであれば、和風住宅にぴったりな味わい豊かな深みのある水瓶のデザインが選べますし、こちらのような明るい色で形が特徴的な水瓶なら、洋風住宅にも合いそうです。

テクスチャにこだわったもの

3P Regenspeicher „Evergreen“, 3P Technik 3P Technik Jardines Accesorios y decoración

庭先に貯水する場合は、そのテクスチャにこだわってみてもいいかもしれません。それぞれの住宅は、それぞれ違った庭のスタイルを持っているので、自宅の庭のスタイルに合ったデザインのものを選びましょう。こちらの切り株のテクスチャのように、一目で水を貯めるものであるとわからないような、芝生の庭にはぴったりのものを選んでみると、ガーデニングのデザインにもぴったりはまりそうです。

古井戸を利用した雨水収集方法

もし古井戸が自宅にあれば、その井戸に貯水するのも1つの方法です。こちらの住まいでは、もともと井戸がありましたが、水脈が切れていて井戸として使えなかったところを、周りの地下水が集まって少し水が貯められていたことから、雨樋を井戸につなげて、そこで雨水を貯水するように井戸を再利用しています。汲み上げ用のレトロ調のポンプが、さらに庭の雰囲気づくりに役立っています。

タンク

最近では、自宅で雨水を貯水するためのタンクでも、しっかりとデザインされたシンプルですっきりとしたものもありますので、タンクを使った雨水収集方法も検討してみてもいいかもしれません。雨水の使用方法や住宅の階数にもよりますが、戸建ての場合はこちらのように必ずしも屋上に設置する必要はありません。デザインだけでなく、メンテナンスもしやすいような優れたタンクも選べるので、是非チェックしてみて下さい!

屋根を利用した雨水収集方法

先に挙げた雨水収集方法は、屋根の上に降った雨が雨樋を通じて雨水樽やタンクに貯水されるわけですが、より多くの雨水を貯めるために、その屋根を工夫してみてもいいかもしれません。こちらのスタジオ・アーキファームが手掛けた住宅では、屋根を使って雨水を集めて、地下に貯水し、屋根に取り付けられた太陽光パネルを冷却したり、必要に応じて散水に利用したりと、様々な場面に再利用されています。

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