インテリアにはいろんな色があり、素材がありますが、メタル系の素材では銀色っぽい色が多かったりしませんか?シルバーは確かにシンプルでほかの素材ともマッチしやすい色ですが、パンチをきかせたい時にはちょっとぼんやりしがち。そんな時に取り入れてみてほしいのが銅です。銅の落ち着いた褐色系の色合いは、例えば明度の高いインテリアの中で抜群の存在感を出してくれます。銅色をインテリアに取り入れてみませんか?
ヨーロッパのインテリアではよく見られる銅色。シルバーのクールさとゴールドの豪華さ、派手さのちょうど中間ポジションで、その温かみのある色合いがどの部屋にもマッチする優しいアクセントになります。明るめの色でコーディネートされた部屋にはアクセントとしてポイント使いするのがよさそうですが、暗い色合いの部屋などでは、銅色をうまく使うと重厚感のある雰囲気になります。いろいろバランスを見て取り入れてみたいところです。
こちらは大阪のデザイナー暮らすひと暮らすところのtoneという銅の道具たちです。いろいろなパティナのものがありますが、どれも白い壁や木調にしっくりなじんでいますね。
落ち着いたダークグレー、黒っぽい壁に銅色を合わせると、とても高級感あふれるインテリアになります。こちらの洗面所では、白い壁に濃いグレーのストーンタイルに銅色のタオルホルダー、黒や茶系統でまとめたモザイクタイルに銅色の蛇口を合わせていますが、シックだけれどクールすぎずあたたかい、という絶妙なコーディネートになっています。
こちらはドイツのキッチンデザイン・家電を手掛ける会社Küppersbusch Hausgeräte GmbHのキッチンです。マットな黒のキッチンキャビネットに光沢のある銅がマッチして重厚な高級感を演出しています。壁を敢えてセメントっぽい色合いにすることで、家具が持つ重々しさとのバランスがうまく取れた空間になっています。オリジナリティあふれるキッチンで料理も美味しく見えそうです。
銅板で室内の壁を装飾、というのはちょっと難しいところですが、銅色の壁を取り入れてみるのはどうですか?落ち着いた色合いの赤茶は、室内に暖かさを感じさせてくれるでしょう。こちらのように、土壁のようなテクスチャーを持たせつつ半円の模様を配置することで、田舎風っぽさとモダンな雰囲気との両方を感じさせる内装になります。
ちょっと珍しいレアもの感がほしい方は、こちらの家具などいかがでしょうか?キャビネットの扉や引き出しが、さまざまな表面加工された銅板でコーティングされていて、同じ素材ながらも変化に富んだ表情を見せてくれる戸棚となっています。戸棚の形も真四角ではないあたりが、遊び心満載で、どこが開くのかと見ているだけでも楽しくなりますね。
あんまり大がかりなことをしたくないけれど、ちょっと銅色を取り入れてみたい、という場合は、オブジェでスタイリッシュさをプラスしてみるのはいかがでしょう?こちらのモビールは銅のプレートがついていますが、表面があまりピカピカすぎず、マットすぎずという仕上がりになっているため、心地よい程度に光に反射してくれるため、リビングに心地よい軽やかな動きを生み出してくれるはず。