壁材としての木の6つのメリット

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壁材として一般的な素材は壁紙や塗壁ですが、もちろん木材で壁を仕上げることもできます。フローリングの木の床材と魅力については馴染みがあるかもしれませんが、天然木壁板や木の壁のインテリアの魅力についてはあまり知られていないかもしれません。そこで今回は、壁素材として木材、天然木壁板木や木の壁インテリアのメリットについて紹介していきたいと思います。

壁材として木の壁がインテリアにアクセント

壁材としては壁紙が最も一般的ですが、一面だけにでも壁に木材を取り入れるだけでそれがアクセントとなり、室内の雰囲気をよりおしゃれなものになります。こちらの株式会社プロトハウス事務局が手掛けた住宅では、家の中央にある壁に木材をパッチワークのように張っていき、異なる木肌で明るく楽しい雰囲気をインテリアにもたらします。全ての壁をこうしたデザインで統一するのではなく、インテリアのアクセントとして部分的に取り入れてるセンスがおしゃれですね。

写真:Big Small


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木の壁の調湿効果

木材には調湿機能があるので、夏のジメジメする時は湿気を吸収し、冬の乾燥する時は湿気を放出して室内の空気を快適にしてくれます。壁に木材を取り入れることでそんなメリットもありそうです。こちらの豊田空間デザイン室 一級建築士事務所が手掛けた住宅では、杉板を隙間をあけながら横方向に張っていき、その隙間から明かりが漏れてくる落ち着きのある印象的な空間をつくっています。その杉板も薄いグレーで塗装してより横方向の流れを引き出すことで、空間に広がりを与えています。


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天然木壁板と癒し効果

天然木壁板などに癒しを求めてインテリアに取り入れる方も多いのではないでしょうか。そんな木の壁の癒しに大きく寄与しているのが香りです。天然木壁板の種類によって香りは異なりますし、ほとんど香りのしないものもあるので、建築家と相談しながら樹種だけでなく用いる範囲も決めていくといいでしょう。また、壁木材のナチュラルな表情も落ち着きを与えてくれる1つの要因です。木壁の表情も年々少しずつ変化し、徐々に味わいが深まっていくのを楽しむこともできます。

写真:吉田誠


【住まいづくりついては、こちらの記事でも紹介しています】

 壁紙?それとも塗装?壁紙と塗装のメリット・デメリット

木の壁の素材感で奥行きを表現

‎壁材として木板を用いると、木目や板を張り合わせた時にできる線によって、方向性や素材としての存在感が強く出ます。木の壁の素材感や木目で奥行きを表現し空間を広く見せることもできます。例えば、上下方向に木材を張ると高さ方向に広がりが感じられ、横方向に張っていくと奥行きが感じられて室内が広く見えます。こちらのDOGが手掛けた住宅のように、吹き抜けなどの高さのある空間をより天井を押し上げて、気持ちのいい開放的な印象をもたらしてくれます。

腰壁で壁を守る

長年生活しているとどうしても壁に付いてしまう傷が気になります。そんな時は、壁に木材を使った腰壁を設置し傷みから守るのも1つの方法です。こちらの虎設計工房が手掛けた住まいでは、壁の上部を塗壁‎で、腰壁部分の壁木材は杉板で仕上げています。また、腰壁は目線が下の方に集中するので、インテリアの重心が下にきて重厚感のあるゆったりとした雰囲気をもたらしてくれます。

写真:余有奈

壁素材だけなく、緩やかな間仕切りとしても

木の壁材の‎延長として可能となるのが、木材を隙間をあけながら並べていく間仕切りとしての機能です。これにより、室内を緩やかに仕切ることができ、1つの部屋を区切りながらも圧迫感のない広々とした部屋にすることができます。こうしたや間仕切りデザインは、格子戸のように視線が通ることで圧迫感を軽減し、風や光も通した明るい空間をつくります。シンプルなデザインなので、どんなインテリアにも合わせやすいでしょう。


【壁については、こちらの記事でも紹介しています】

※ 外壁材を選ぶ前に知っておきたい6つのポイント

※ 真壁vs大壁。比較することで見えてくるそれぞれの良さとは?


追記:壁素材で変わる空間の印象

追記:木の壁の素材感でつくるアクセントバランス

是非うまく壁に木材を取り入れてみて下さい!コメントお待ちしています!

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