京都は古い日本家屋の建物や町家が多く残り、日本らしさや和の心を表す侘び寂びが感じられる街です。今回はそんな京都らしさが滲み出た素敵な住まいを紹介します。どの住まいも新しくモダンな雰囲気がミックスされても京都ならではの懐かしさが感じられ、心が落ち着くような気がします。
こちらはリノベーションでモダンな雰囲気がミックスされて生まれ変わった京都の町家です。奥行きのある空間が町家特有の雰囲気を残し、明るいナチュラルカラーの無垢材の床、漆喰の壁のおもしろいテクスチャー、そして天窓や中庭から柔らかに差し込む自然光が温かみのある印象の空間を作り出しています。
【リノベーションについては、こちらの記事でも紹介しています】
こちらは古家付きの土地を購入し、建物を解体して新しい家を建てる京都のプロジェクトにより建てられた住まいです。伝統ある街並への敬意を保ちながら新しい住まい手の個性がにじみ出るようにデザインされており、アプローチの石橋や玉石・踏み石は、旧家屋から引き継がれたものです。時代が受け継がれて行く感じが素敵ですね。
こちらは京都の町屋の要素を取り入れて建てられた住まいです。伝統的な「枯山水」のスタイルを取り入れた中庭は囲炉裏のある板間のリビングから眺めることができます。苔と石で川の流れや水の波紋が表現された枯山水は日本独特の侘び寂びを感じることができます。また植栽により一年を通して四季が感じられ、自然と心が落ち着く空間が広がっています。
▶「住まいの写真」ページでは様々な種類の庭を紹介しています。◀
※ 庭の写真ページ
京都府向日市の西国街道にある築100年を越す木造住宅で、耐震補強および既存物を再編しながらリノベーションされ、住宅兼アトリエに生まれ変わりました。濃いグレーの外壁と木製の引き戸が和モダンな雰囲気を醸し出し、京都らしい落ち着いた印象を受けます。洗練された直線的なデザインも魅力的な住まいです。