石材が魅力的なバスルームの作り方は?

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光と風、緑を楽しむ都市の家, TERAJIMA ARCHITECTS/テラジマアーキテクツ TERAJIMA ARCHITECTS/テラジマアーキテクツ モダンスタイルの お風呂 石
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ラスティックスタイルのバスルームはワイルドな質感の石材が豊富に使用されています。それらは天然素材ならではの豊かな質感でバスルームを素朴かつ魅力的に彩ってくれます。「ラスティックスタイル」と言うと西洋からの輸入のような印象を受けますが、思い出して下さい。日本のお風呂と言えば露天風呂です!皆さんご存知のように露天風呂や旅館の大浴場にはごつごつとした岩や石材が豊富に使われています。このように実は日本のお風呂と石材の組み合わせは、とても伝統的なスタイルでもあり相性抜群なのです。自宅に露天風呂を造ることができるのは一部の人のみですが、部分的に石材を取り入れることでより魅力的なバスルームを作るアイデアをお届けします。

お風呂の床に適した石材は御影石や石英岩などです。裸足の足裏に心地良く爽やかな感触が嬉しい。大理石は水に弱いため浴室内には向いていません。そして必ず滑り止め加工がされたものを選びましょう!その加工がされていてもシャンプーや石けんかすなどの汚れは滑る原因となるので毎日の掃除が必須です。大きな窓の向こうに見える笹の庭とのハーモニーが素晴らしいこちらのバスルームはTERAJIMA ARCHITECTSによるもの。

壁も同様に水に弱い大理石は避けた方が無難ですが、浴槽とシャワー室が分離している西洋式のドライバスや、ガラスの仕切りなどで水がほとんどかからないという場合、大きな開口部があり湿気をすぐに逃がすことができる浴室、隣接する洗面所などでは使用できます。壁は浴室内で最も大きな面積を占める要素。ここを石材にするととても効果的です。石の模様や質感によってラグジュアリーにも、ワイルドにも演出できます。

天井

お風呂の天井は掃除がしにくくカビが発生しやすい箇所なので、素材の種類に関わらず日頃から注意しておきましょう。天井に石材を使うなら抗菌コートされたものをおすすめします。様々な色と模様を選ぶことができる石材ですが、天井は明るい色のものが良いでしょう。暗い色で統一すると重厚感のある落ち着いた大人の雰囲気を作ることができますが、天井も暗い色にすると石の質感と相まって圧迫感が生まれがち。こちらのお風呂のように大きな開口部が取れる場合以外は、天井は明るい色で軽さを出した方が良いでしょう。

部分的に

部分的に石材を使用するのは、面積は小さくても効果的なアイデアです。しかもメンテナンスも簡単。バスタブとの接続部分や開口部のそばに使用すれば印象的な雰囲気のお風呂となります。その先に岩と豊富な植物が茂る中庭や坪庭があればさらに完璧。実際は屋内でも、露天風呂に浸かっているかのような気分を毎日味わうことができます。

石材+檜

本格的な和風風呂を造りたいのなら、石材の床と檜を組み合わせて下さい。さらに障子も加えればご覧のように、まるで伝統的な旅館に来たかのような素晴らしいお風呂となります。行灯のようなデザインの間接照明、そして窓の外に広がる日本庭園でさらに雰囲気満点。

家具

こちらは石造り構造を活かして作り付けの棚も石材を使用したワイルドなバスルームです。全体を石造りにするのは無理でも、石材の天板や脚にブロック状の石材を使用した家具を脱衣所に置くと浴室との統一感が生まれます。ガラスと組み合わせればモダンスタイルに、藤のバスケットなどを合わせればカントリースタイルにと、フレキシブルに装飾することができます。

装飾性の高いアイテム

バスルームの全面的な改装が無理な場合は、装飾性の高いアイテムを追加するだけでも雰囲気を味わうことができます。例えば洗面ボウルをこちらのような大理石のものに変えてみるのはいかがでしょうか。大理石ならではの模様と磨かれた滑らかな質感が、落ち着きと高級感を感じさせるバスルームを演出します。

【その他の石材については、こちらの記事でも紹介しています】

人工大理石のメリット・デメリットまとめ集。人造大理石との違い

御影石で落ち着きのある住まいに!その特徴と使い方

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