自分らしい暮らし、自分らしい住処

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【LWH002】 自分らしく暮しを楽しむ小さな家, 志田建築設計事務所 志田建築設計事務所 インダストリアルな 家
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「倉庫を改装して住んだら楽しいだろう。こてこてした仕掛けや装飾はいらない。機能むき出しの空間にざっくりと住めたらいい。外見も内装も素うどんのような渋い家にあっさりと住みたい」これが今回のクライアントの希望でした。同じような希望を持たれている方も実は多いかもしれません。広さや見かけの良さは問題じゃない、いかに自分の手で自分らしい住処を造るか、いかに自分らしい暮らしを送れるか。その声に応えたのは志田建築設計事務所です。

LWH002

「LWH」とは志田建築設計事務所が提供している企画住宅。こちらの住宅はそのプランを変形させた「LWH002」です。延べ15坪という小さな家ですが、都心であることや本人+ペットという構成を考慮すると十分に好条件であると言えます。外観はガルバリウム鋼板の外壁を使用してシャープでシンプルな印象。道路に面したこちらは閉じられたファサードですが、実はこの敷地は約7mの石積の擁壁の上にあり、反対側は崖。向こう側には遮るものの無い眺望を楽しむための開口部が用意されています。

エントランス

ガレージを希望していたクライアントですが、崖に面している敷地のため規制があったり、道路に対するセットバック(後退)もしなければならないなど残念ながらガレージは叶いませんでしたが、家の形状を少し変化させてポーチを造りました。これで大切なバイクを雨ざらしにすることなく駐車できます。しかも最近加わった自転車も収納できるようクライアント自らが置き場を造ったのだとか。エントランスからして乗り物好きの男の子像が浮かぶ住宅ですね。

ダイニングキッチン

玄関を入るとダイニングキッチンがあります。ステンレスの無骨なキッチンや収納、車輪付きのダイニングテーブル、何気なく床に置かれたダンベル… と、インダストリアルな魅力全開のダイニングキッチンです。それでもどこか家庭的な匂いがするのは、クライアントが気に入ったものだけが置かれているから。本当に大好きなものだけを置いた空間は、訪れた人にもその愛が伝わるのでしょう。窓の外には隣地のケヤキが広がり瑞々しい緑で目を楽しませてくれます。

見晴らしのいいリビングルーム

二階に上がるとリビングルーム&寝室があります。窓からは木々の隙間から見え隠れする都心の風景を眺めることができます。フローリング材は豊かな質感が温かみを感じさせるウォールナット。壁は漆喰でこちらもクライアント自ら一階と二階全ての壁を塗ったのだとか!

レイアウト

振り返ったアングルでは奥にベッドスペースが見えます。ここはちょうどポーチの上に当たる部分。幅を生かして上部はクローゼットに。ソファをベッドに対して直角に配置することでうまくスペースを分けていますね。一人暮らしのワンルームアパートにも応用できそうなレイアウトです。

住み手が自分らしい暮らしを楽しむことができる住宅、いかがでしたか?ぜひコメントを書いて下さい!

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