滞りを打ち抜く:ワンルーム リノベーション

Rei Watanabe Rei Watanabe
homify オリジナルな 家
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毎日の生活に変化を付けたい時、やらなければいけない事がはかどらない時、大切な人と分かり合えなかった時、皆さんは模様替えをしませんか。手軽にできる模様替えも、改まってする程、置き場の選択肢が無かったり、結局次回の模様替えで元の位置に戻ったりと、ぱっとしませんね。思い切ってリノベーションをしてしまえば、否が応にも、生活に変化が訪れます。住む人のことを考えるプロが造り出した新空間で、ちょっと本気な気分転換をしてみませんか。人生の滞りも部屋の壁と一緒に打開されるかもしれません。

素材感を楽しむ部屋へ

蘆田暢人建築設計事務所ASHIDA ARCHITECT&ASSOCIATESによる、マンションの一室をリノベーションしたものです。打ちっぱなしの壁や枠組みだけの小部屋、素材を敢えて見せることによって、高級感が生み出されています。小部屋部分が枠組みだけであることで、どちらの部屋に居ても双方の部屋を合わせた分の広さを感じることが出来ます。これならば、空間を分割しつつ、明るさを通過させることができます。寒々しくなりがちなコンクリートの質感も、色味に変化を付けたことや、フローリングに合板ではない木材を使用したことで、暖かみのあるものになっています。

写真: 繁田諭

大きな空間へ

人間はそれぞれの活動範囲を壁際に寄せがちですが、こちらのお部屋では中央に寄せることによって、一つの大きな空間を確保しています。別途したや高い位置にしっかりとした収納を設けることで更なるスペースを生み出します。リビングダイニングとベッド部分に壁が無くても、それぞれの家具を、視界の中央に入らない位置に置くことで、活動空間の分割は充分です。それでもしっかり分けたい状況の為に引き戸型の壁も設けられてます。吉田裕一によるリノベーションです。

子供に目の届く部屋へ

homify オリジナルな 家

こちらはTAKESHI SHIKAUCHI ARCHITECT OFFICE/鹿内健建築事務所により、集合住宅の一室が全面リフォームされたものです。小さなお子さんの居るご家庭である為、こちらは敢えて見える位置に異なる生活空間が置かれています。これならば調理をしながら子供を風呂に入れられて、時間の節約にもなります。陽のあたるフローリングで遊ぶ子供たちを横目にちょっとソファで休憩、などと、いつも目の届く位置に子供が居ると安心ですね。

写真:鳥村鋼一写真事務所

思い出の生き続ける真新しい部屋へ

浴室とトイレ以外は扉を付けなかったというこちらの家、広々と明るい感じからは想像が付きませんが、元々は古い長屋だったものです。COIL松村一輝建築設計事務所は、内部解体から構造補強の徹底リノベーションをしつつも、古い建具などを再利用し、家の隅々に元の建物の痕跡を残しました。完全に新しく生まれ変わった空間に、長屋の一部が思い出として生き続けています。

一生使いたい部屋へ

ゆくい堂株式会社の手がけたこちらのリノベーションは、自然素材の重厚さが、とてもマンションの一室であるとは思えません。無垢材や漆喰、レンガまでを使用しており、日本のマンションに一般的な薄い壁を多用した軽さがありません。壁の無い大空間は、開閉式の金網や、床の段差などで分けられており、一緒に居ながらそれぞれの時間を過ごすことを可能にします。長く使っていきたいと思わせる落ち着いた空間です。

よくばりな部屋へ

既存の建造物の制約を受けながら、クライアントの要望に応えるリノベーション、建築設計事務所可児公一植美雪/KANIUE ARCHITECTSは、全く新しい方法で解決しました。開放的な大空間とたくさんの個室、どちらか選ばなければならない二つのものが共存して居ます。これならば1人の時間を大切にしながら、広々とした空間の使い方が出来ます。家の中に家があり、部屋の外に部屋がある、のびのびした大空間と落ち着く個室の良いとこ取りです。

開放的なプライベート空間へ

AIDAHO INC.によるこちらのリノベーションも、クライアントの要望を一つ一つ丁寧に解決し、築33年を感じさせない素敵な住居に変えてしまいました。家族の空間を玄関から閉ざすリビングルームのドアも、ガラスが嵌め込んであることや、土間部分が広めにとってあることで圧迫感を感じさせません。土間とリビングに挟まれた窓の無い個室は、住居内空間への窓を付けることによって、明るく、風通しの良い空間にしてあります。

清潔で心地良い部屋へ

株式会社アポロ計画リノベエステイト事業部によるこちらの部屋は、キッチン横の手洗い用シンクが斬新です。しかしよく考えてみると、帰宅時や用事の後、洗面所に向かい元の場所に戻るという行為は一日に何度も繰り返されます。むしろ、なぜこのアイデアがもっと早く普及しなかったのかと思える程です。住む人(と猫)の使い易さ・心地良さを考えた工夫が、至る所にちりばめられたリノベーションです。

南欧風な部屋へ

homifyが手掛けた現代の, モダン

横浜リノベーションは昭和的2DKを南欧風スタジオアパートメントに作り替えてしまいました。和室とダイニング部分が、一つの大きな部屋になったことに加え、天井や壁の素材感、床の色を変えたことで更に広さを感じさせます。同じキッチンでも部屋の隅で壁に向かって使うのと、家族の方を向いて使うのでは、全く感じが変わりますね。大きな換気扇が取り付けられていて、調理の臭いへの対策も万全です。小さなバスタブも見た目が変わるだけで印象ががらりと変わります。

壁がなくても空間のまとまりを持つ部屋へ

複数の部屋を一つの部屋に繋げる時、以前は別々の部屋で使っていた家具が、一つの空間に置かれることになります。NUリノベーションの手掛けたこちらの住宅は、壁の色や床板の並べ方に変化をつけることでその問題を解決しました。そうすることで、統一感を持った一つの空間であり続けると同時に、部分ごとにテイストの変化をつけることが出来ます。こちらのお宅では、家具のひとセットひとセットが、それぞれの活動の場を分ける働きをしています。

思い切ったリノベーションをして、生活に風を入れたいですね。ご感想お待ちしております。

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