バスルームとは一日の終わり、または始まりに心身をリフレッシュさせる場です。そんな場所だからこそ、こだわりをもって作りたいですね。バスルームの使い勝手、印象に大きくかかわる内装や鏡のアイディアをご紹介します。
芦田成人建築設計事務所の設計によるこちらのバスルームは、壁に防カビの点を考慮して下半分は普通のバスユニット、上半分に水に強いヒバ材を貼ってあります。手入れは入浴後の換気だけで良いそう。10年間使用してカビなどの報告はないそうです。リラックスするための場所として使いやすくなければ意味がないけれど、心を満たすナチュラルさも捨てがたいというニーズをどちらも叶える内装のアイディアです。
こちらのお宅のお風呂は、湯船は手入れのしやすいものですが、温かみのある色合いのタイルと、正面、脇で白黒に分けた壁がモダンなバスルームを作り上げています。生活の場として使いやすさへの配慮を十分にした上で優雅な気持ちになれる内装にも隙のない印象です。
優しい水色の細かいタイルと、控え目に貼られた丸い鏡が絵本に出てくるバスルームのようです。こちらの住宅は建設された那珂市のシンボルである白鳥、ひまわり、さくらの持つ色彩を随所に取り入れて原風景のような家にしようと設計されたそうです。各部屋に明るく、なおかつ主張し過ぎない色が散りばめられています。このバスルームは白鳥でしょうか。ゆったりと贅沢なリラックスタイムを過ごせそうです。
面積としては広くないバスルームですが、淡く主張し過ぎないピンクのタイルと正面の壁を真っ直ぐ端から端まで貫く鏡のおかげで、そこにうつる室内が見せる錯覚により広々とした開放感が生まれています。
施工主様のご希望だった大石田次年子窯で造られた陶器風呂に、ヨーロピアンタイルの温かい色合いがよくマッチしています。山形にカットされた大きめの鏡も優雅で優しい印象をつくりだしています。
こちらは透光不透視の大理石のスクリーンで周囲を囲まれたシャワーブースとバスルームです。名前の通り光は通しながらもこちらの姿は透けないスクリーンによって、プライバシーを守りながら開放感のあるバスタイムを送れそうです。
木目の美しい板張りと、石造りの土台が和モダンな空間を演出しています。L字型に開いた窓から見える緑も相まって、ナチュラルで落ち着きのあるバスルームになっています。
従来の家では物足りないという施工主様のご希望に沿って各所に複雑なレイアウトが入り混じるこの住宅は、バスルームもバスタブを斜めに置き、壁を鋭角に組み合わせたような斬新なデザインになっています。メリハリのある配色のタイルがスタイリッシュな印象です。またはめ込まれたガラスブロックはプライバシーを守りながら十分な採光を実現しています。大きく壁を横切る鏡にこのガラスブロックが映り込む配置となっており、広がりの感じられる空間となっています。
防水効果のあるFRP防水を、壁、床、天井にシームレスに張り巡らせたバスルームです。黄色い内装が亀の姿をかたどったようなユニークな家にぴったりの遊び心を感じさせますが、シームレスであるため手入れしやすく、実用性も兼ね備えたバスルームです。
こちらのバスルームは横長に開けた窓に続くようにして、正面の壁の端から端までを横切る大きな鏡が貼られています。浴室内だけでなく、洗面所や窓から見える景色まで映し込み、実際の広さよりもさらに大きな開放感を得ることが出来る空間となっています。